仕事の実情とノルマ

仕事の実情とノルマ

 

出社初日の簡単なオリエンテーションと業務説明で次の日から現場に行かされました。正直はじめはとても緊張しました。関係者以外立ち入り禁止の建物に調査にいくことに。

 

 

管理人の姿を見つけて引き返したり、昼休憩でいなくなったのを見計らって再調査したりと。

 

 

しかしやはり慣れというものがあって調査を続けてくるとあまり緊張はしなくなり、いかに近隣の方に見つからないように調査できるかと楽しむような心の余裕も出てきていました。

 

 

基本的にマンションの空き室だけでなく、空き家や空地、古アパートも調査対象になるのですが、マンションの方が空き家等に比べて商品にしやすく、また売りやすくすぐに売り上げになることが多いので、皆マンションばかり調査していました。

 

 

これにはノルマと歩合が大きく関係していました。

 

 

まず面接時に言われいたボーナス・退職金がない代わりに歩合率が良いということ。確かに歩合率は他の不動産会社に比べれば多少良かったのかもしれません。

 

 

ただその歩合の最低ラインに誰も届かなかったのです。この数字が入社して4年たっても誰も到達しない数字でした。さらにノルマはキャリーオーバーしていくので、4年間誰も歩合給は発生していませんでした。

 

 

一軒家は所有者との交渉や市場に出すまでの時間がかかりすぎるので皆敬遠し、未踏破のマンション調査の奪い合いとなっていました。

 

 

はじめは市内を同僚と課長でエリア分けして調査していたのですが、すぐさま自分のエリアのマンションを調査しつくしてしまい、外へ外へと調査対象が広がっていくことになってしまいました。

 

 

その方針になぜか課長が激怒し、同僚の一人と激しい口論となってしまいました。

 

 

後々分かったことだったが、課長は業務をさぼり物件調査をほとんどしていなかったのです。私たちは真面目に担当エリアを回り、課長の数倍のスピードで調べつくしてしまっていることに焦りを覚え、さらにまた調査エリアを拡大することに猛反対したらしい。

 

 

この一件から課長は社長に解雇されてしまいました。

 


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