「ひとり事務」の厳しさA

「ひとり事務」の厳しさA

 

数日後、私は地区の学校を管轄する県の事務所や教育委員会から、報告文書を催促する電話ラッシュに見舞われていました。

 

 

昨年度末の決算を報告するもの、年度末始をまたいで報告するもの、今年度の予算や学籍について報告するものなど、とにかく大量の報告文書の提出を求められました。

 

 

(中にはプリントアウトし決裁された文書を持参しなければならないものもあり、この時初めて運転免許の必要性を思い知ったのです。)

 

 

そうして催促されながら分からないなりに報告文書を仕上げて提出するものの、その大半は再提出を求められました。

 

 

報告文書は複数の目を通して決裁されたのちに提出しますが、学校事務の仕事内容を理解して決裁している上司はほぼ皆無なため、担当者の手に渡るまで私のミスはほぼ指摘されなかったのです。

 

 

担当者のイライラした電話がかかってくる度にすみませんを繰り返し、上司にも誤りを入れながら再決裁してもらい提出する。そんなことを繰り返すうち、私の心は2週間経つ頃にはくたくたになっていました。

 

 

複数で仕事を進める複数配置校と違い、私の場合は一人でこなさなくてはなりません。

 

 

また、他の学校のように近隣の学校のベテラン事務職員に直接教えを乞う、あるいは書類をチェックしてもらうようなこともできませんでした。

 

 

近隣には小学校が1校あるだけでしたし、そこの学校事務職員も自分の一期上の新米で、中学校独特の仕事については教えてもらえなかったからです。

 


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